近年「キラキラネーム」など、読み方がわからない個性的な名前の人が増えている。両親からもらう名前だが、果たして自分の名前を気に入っている人はどれくらいいるのだろうか。
■4割が自身の名前が嫌いだった?
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,653名を対象に調査を実施した結果、全体の39.1%が「自分の名前が嫌いだった時期がある」と回答した。
なお、男性34.9%に対して、女性43.3%と女性の割合が高い傾向も。
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■年齢とともに割合も増加?
さらに、男女年代別に見ていくと…
年代を問わず、すべての世代において女性の割合が上回っており、もっとも高いのは50代で49.0%。そのほかの世代においても4割弱の人が自分の名前に不満を持っていた時期があったようだ。
一方で、男性陣では10〜30代が3割を下回っており、自分の名前を嫌っている人が少ない様子も。 また、男女共に40代を境に割合が増加している傾向も見受けられた。
昨今では「キラキラネーム」と言われるように、通常では考えられないような読み方や漢字を我が子につける親が増えている。 しかし、名前に関する悩みは一朝一夕に始まったことではなく、いつの時代も共通の悩みなのかもしれない。
■からかわれて嫌いに?
そこで、自身の名前が嫌いだったと回答している人の声を見てみると…
「〇〇子という名前で小学生の時は男子にからかわれていました。古風な名前だし、もっとかわいい名前がいいと思ってましたが、この歳になると両親が名前に込めた願いが理解できて身にしみます」(40代女性)
「画数が多く、当て字で読みづらい名前だったため、キラキラネームに感じてすごく嫌でした。でも、一字一字に由来があって名付けられたと知って、愛着が湧きました」(20代男性)
「その時代の流行だったのか、同じ名前の人が中学時代は3人。高校時代は4人もいて、比べられている感じがしてすごく嫌でした。今では覚えやすい名前で気に入っています」(20代女性)
自分では決められないからこそ、思春期の時などは名前に対して不満を持ってしまうこともあるだろう。しかし、年齢とともに両親があれこれ悩み、我が子の将来を考え、願いを込めてつけてくれた名前だと気づき、愛着が湧くのかもしれない。