東京都北区で逮捕された「下半身露出男」に非難殺到 周辺の複数の高校を取材
2018年の警察白書によると、2017年における「強制わいせつ・公然わいせつ」の検挙者数は4,840人。2013年から2017年の検挙者数は、4千人台後半から5千人台前半で推移している。そんな中、東京都内で下半身を露出する迷惑男が逮捕された。
■100件くらいやった
警視庁は、5月31日に東京都北区滝野川の路上で、女子高生に下半身を露出した疑いで北区の会社員の男(23)を逮捕した。男は調べに「昨年から100件くらいやった」と供述しているという。
周辺では似た男による同様の被害が相次いでいて、とくに今年3月以降、暖かくなるにつれて増加していた。
警視庁は重大な事件に発展する前に逮捕する必要があるとして、防犯カメラの映像などで男の特定を進めたほか、地域の人たちとも情報を共有して警戒を続けていたところだった。
■学校も「変質者の出没」を把握
北区の高校の副校長をしらべ編集部が取材したところ「年間を通じて変質者が出没している。特に春先に多い。逃げていってしまう場合もあるが、じっと立ち止まっている場合もある。地域と連携して対策を実施しているところ」と回答。
別の高校では、「21日に中野区でカッターナイフを持った通り魔が現れたというFAXが入った。すぐに生徒に学級を通じて注意喚起を行った。変質者に遭遇した場合は、まず警察、次に学校に連絡するように指導している」と答えた。
■「大きな犯罪になる前で…」
ネットでは、逮捕に安堵の声が目立つが、「実際はそれ以上の犯行を行っているのでは…」といった声もあがっている。
「なんともはや…大きな犯罪になる前で良かった」
「東京は変態も一極集中してるのか。田舎では間違ってもできないわ」
「じっさい100件では済まない数やってるよな、きっと」
「無視が一番 やる気がなくなる」
これからさらに薄着になる季節、変質者には充分に注意したい。