ブレずに生きるのは難しい? 約7割が「自分を持つ人はカッコイイ」
「自分の考え」は、感情のある人間ならば誰しもが持っているだろう。しかし、様々な人や環境に囲まれ、ときに心情的に身動きのできなくなるような場所にいれば、その「自分の考え」が本当に自分のものか、分からなくなってしまう人もいるのではないだろうか。
例えば、「友達と仲違いしないため話を合わせる」「上司に逆らえないから賛同する」などなど、本心を貫くことは、現代社会で生活するとなると、じつは難しいことだったりもする。
そんな中、ブレることなく「自分を持っている人」というのは憧れの対象かもしれあに。
■7割が「カッコイイ」
そこで、しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1732名を対象に調査したところ、「『自分を持っている人』をカッコイイと思う」人は、じつに全体の68.9%。約7割もの人が「自分を持っている人」を好意的に思うようだ。
また、男女別では、男性は64.5%、女性は72.9%と、女性のほうが8.4ポイントも高い結果。昨今では、結婚や出産に限らず、様々な生き方を選ぶ女性も増えている。
以前ならば「自分を持つ」なんていうことは、難しい時代もあっただろう。そういった価値観の多様性があらわれたのかもしれない。
■20代男性は自分を出せない?
さらに男女年齢別で見ると、いずれの年代も半数を超えており、どの年齢層も「自分を持っている」人をカッコイイと思うようだ。
ただ、男性は20代のみが55.2%と一番低いポイント。20代は社会に出たばかりの人も多く、なかなか自分を出せない環境にいる人もいるのではないだろうか。とくに組織の中に入ったばかりでは、「自分を持つ」なんてことは、リスキーな場合もあるのかも。
■自営業は魅力が大切
職業別も、いずれも過半数を超えているが、自営業が75.4%、自由業が75.0%と、自分で仕事を獲得することが多いであろう業種がとくに高ポイントであった。
フリーランスの人は、その人のスキルはもちろん、考え方から発揮される魅力で、仕事につながることも多いだろう。そういったことから「自分を持つこと」は大事だと感じる人も多いのかもしれない。
環境によっては、持ち続けることが難しい「自分」。しかし、すべて諦めて捨ててしまったら、それこそ人のいいなりになって、なにか困難が訪れたときに、誰かのせいにしてしまうような情けない人間になってしまう恐れが…。
カッコイイと思う人のように、ときには自分を貫いてみるのもいいのかも。