「就活セクハラ」男性も2割が被害者に 「やばくないか…」とネット騒然
就職活動中の学生が被害にあっている「就活セクハラ」。日本労働組合総連合会(略称:連合)が公開した資料に掲載されたある調査が話題になっている。
■男性も約2割が被害に
連合は28日、『仕事の世界におけるハラスメントに関する実態調査2019』をホームページに掲載。調査結果を見ると、男性の21%が「就職活動中にセクシュアル・ハラスメントを受けたことがある」と回答したことが記されている。
また、女性が受けたセクハラ被害として、「性的冗談」「執拗な誘い」「身体への接触」などが挙げられており、中でも「性的冗談・からかい」については人事担当者が加害者となっているパターンが多いようだ。
日常生活へのダメージも大きく、就活中にセクハラを受けた人の38%が「就活のやる気喪失」、14%が「人と会うのが怖くなった」という結果が出ている。
■「やばくないか」「終わりだな」
ツイッターでは「就活セクハラ」というワードがトレンド入り。多くのユーザーがこの件について自身の意見を発信している。
学生時代に就活の近況報告で一緒に話をしてた女子達も本人が言わないだけで実は就活セクハラの被害に遭ってて泣き寝入りしなければならなかったのかも…と考えると悲しくなるし嫌になりますね…
— 亞愛 (@Aqua_Koishi) May 29, 2019
就活セクハラ、男女問わず被害者多数と……。法律学の講義での「セクハラは被害者が不快になったら成立。加害者の『冗談だよー』などの言い訳は通用しない!」って先生の言葉を思い出しました。そりゃ過失もありましょうが、基本他者を舐め腐った態度から発生するので、ほんと注意しときたいすね。
— 冬野こたつ (@huyunokotatu) May 28, 2019
就活セクハラとかやばくないか
この国怖いよ— あきら (@break_akira0816) May 29, 2019
就活セクハラとかもうこの国終わりだな
若者よ、日本はもうダメだ— しんた (@my_perfect_kill) May 29, 2019
■セクハラを感じたことがある人は…
しらべぇ編集部では、過去、全国20代〜60代の男女1,664名を対象に「セクハラ」について調査を実施。その結果、全体の33.4%が「異性からの言動がセクハラだと感じたことがある」と回答した。
約3人に1人がセクハラの被害を受けていると考えると、かなり深刻に感じるのではないだろうか。
また、この結果を男女別に見てみると、男性は19.5%、女性は47.2%と約30ポイント女性が上回っている。
男女関係なく、被害を訴えることが難しいセクハラ問題だが、厚生労働省や法務省では、セクハラ対策の資料やガイドラインが公開されている。目を通す人が増えると、加害者が減り、それに伴い被害者の数も減るかもしれない。