吉田鋼太郎、故・大杉漣さんの役を引き継ぐ 「大杉さんのほうが良かったって言われないように」
23日、『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』完成披露試写イベントが東京・有楽町朝日ホールで行なわれ、作品に出演している坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、野口照夫監督、山本清史監督(ゲームパート監督)が登場。
役への思いや撮影秘話を明かした。
■大杉漣さんから…
今作は父との絆を取り戻すために「ファイナルファンタジーXIV」をプレイする親子の実際の様子を綴った、大人気ブログをベースにしたもの。2017年に連続ドラマとして映像化されており、その際は息子を千葉雄大、父親を故・大杉漣さんが演じている。
大杉さんから役を引き継ぐ形となった吉田は、「テレビ版で大杉漣さんが僕の役をやってらして。本当に尊敬する、素晴らしい俳優の大杉さんが残念ながら亡くなってしまいまして…その役をやらせていただくということで身が引き締まる思いというか、ものすごいプレッシャーというか」と語る。
さらに「大杉さんのほうが良かったって言われちゃうと僕もつらいですし、天国の大杉さんもつらいと思うので、そうならないように一生懸命やるしかないな」と、この役に挑んだという。
■熱い演技合戦
無口な父親の役だったため、息子役の坂口とはあまり絡みがなかったという。それでも「ものすごく熱い、演技合戦が行なわれているって気づいた人はすごい。今回、吉田鋼太郎は喋らないでテレビ観てるなとか、坂口くんがナチュラルすぎて全部地でやってるじゃないかとか思う人は帰ってください」と笑わせる。
坂口も「クランクアップの日は濃い芝居をしたって感覚でしたもんね。とっても不思議でした」と撮影を振り返る。