医者が白衣を着るのは「清潔感」が理由ではなかった? チコちゃんの思わぬ回答に驚きの声
3日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマ「お医者さんが白衣を着ているのはなぜ?」が、注目を集めている。多くの人が「清潔感があるから」と回答したくなるこのテーマだが、チコちゃんでは意外な解説をした。
■科学の進歩が影響?
チコちゃんの回答は「イメチェンしたかったから」という斬新なもの。19世紀ごろまでの医者のイメージを払拭するために白衣を着始めたようだ。
19世紀までの医者は、科学的な根拠に基づいた治療ではなく、経験則での知識を元にした治療を行っていたが、その頃は礼節を重んじてフロックコートを着ていたようだ。
しかし、時代が進み医学が科学的な根拠に基づいたものになったため、「科学者と同じ白衣を着ることが増えた」と解説した。
■手術着が緑か青の理由は…
普段は白衣を着ているのに対して、手術着は緑か青である理由も番組で解説。赤い血を見た後、視線を白衣に移すと視界に補色残像が残ってしまうため、白以外の色になったというのは、確かに納得だ。
補色残像とは「ある有彩色をしばらく見た後に視界を白い壁などに移すと、先の色の補色が見えてくる現象」 のことで、赤の場合は青系、青の場合は黄色の残像が見える。