5月5日は、こどもの日。正式には「端午の節句」です。ところで「節句って何だっけ?」と思う人もいるかもしれません。そこで、今回は、節句にまつわるトリビアクイズ。全5問に挑戦してみてください。
1.以下のうちでひとつだけ同じ仲間ではない植物はどれでしょう?
正解は「ショウブ(菖蒲)」。葉の形はどれも似ていますが、これだけはショウブ科(かつてはサトイモ科とされた)で、あとはアヤメ科の植物です。どちらも優れていることのたとえで「いずれアヤメかカキツバタ」という言葉がありますが、乾いた野原に生えるのがアヤメ、湿地に生えるのがカキツバタとハナショウブ。また、カキツバタは花に網目模様がありません。
2.主に西日本などで、柏餅のカシワの葉の代わりに使われる植物は何でしょう?
正解は「サルトリイバラ」。輸入によってカシワの葉が一般的になる前は、サルトリイバラで包む柏餅のほうが主流だったようです。
3.5月5日は端午の節句。では、3月3日は正式には何の節句でしょう?
正解は「上巳(じょうし)」。かつては「上旬の巳の日」に行われたので、こう呼ばれます。人日は、七草粥を食べる正月7日、重陽は「菊の節句」とも呼ばれる9月9日です。
4.「節句の中では5月が一番!」と述べている平安時代の女流歌人は誰でしょう?
正解は「清少納言」。「春はあけぼの」で知られる随筆『枕草子』の中で、「節は五月にしく月はなし(節句は5月に勝る月はない)」と記しています。
5.5月5日にちなんだ童謡『背くらべ』で、「柱のきず」はいつのものと歌われているでしょう?
答えは「一昨年」。童謡『ひなまつり』の作詞者でもある海野厚が、17歳離れた末弟の目線から書いた詞と言われています。