詐欺で得た1億円をATMから引き出した女が逮捕 その回数に「執念を感じる」と驚愕
日進月歩で複雑化の一途をたどる特殊詐欺。一時大流行したオレオレ詐欺に代わるように、昨今は行政や銀行、弁護士などさまざまな職業を語って、現金をだまし取る手口が横行している。
そんななか、当時19歳だった女が不正入手したキャッシュカードを使用し、ATMから現金およそ1億円を引き出した疑いで、警視庁に逮捕されたことが判明。ネット上で注目を集めている。
■詐欺グループの受け子として犯行か
報道によると、逮捕容疑は昨年8月10日から13日にかけて。茨城県の無職の女(20)は不正に入手したキャッシュカード18枚を使用し、都内の銀行やコンビニ7店舗のATMから計約1億円を引き出した疑いがある。詐欺グループが80代女性を騙し、口座を18個作らせて、そこに現金を分散させて預けさせていた。
窃盗容疑で逮捕された女は容疑を認めており、「遊ぶ金欲しさでやった」と供述しているという。ちなみに、女はこれまで特殊詐欺の出し子役で、すでに3回逮捕・起訴されていた。つまり、これが4回目の逮捕となる。
■「3日間で99回」に驚き
この報道に対し、ネット上では怒りの声が相次ぐことに。女がこれまで3回逮捕されていることなどがその要因だ。
「少なくとも金融機関に名前と顔写真は伝えてあるとは思うけど、大元を捕まえないとトカゲのシッポきりで駒が1つ減っただけかな〜」
「未成年だからたいした罪にならないことをしって指示出してるんだろうなあ」
「この人が金を下ろしに来たら、銀行では気を付けないといけない。まだ20歳前後だから、今後数十年にわたって全国で警戒する必要がある。国民の安全のために名前と顔写真を出してほしい」
一方、「3日間で99回」という引き出し回数に驚く人も。
「3日で99回ってスゴイな」
「99回ってとこに執念を感じる」
「どんだけ引き出したんだよって感じだね。場所も変えてたみたいだし」
「あと1回で100回だったのか」
■16%に「オレオレ詐欺電話」の経験
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の男女20~60代に調査を行なったところ、「オレオレ詐欺の電話が自分の家や実家にかかってきたことがある」と答えた人は全体の15.8%。
幅広い年代を対象にしていることを考えれば、オレオレ詐欺がいかに身近に起こっているかがよくわかる。
なんの罪もない高齢者から1億円もの大金を騙し取って、女は罪悪感を覚えなかったのだろうか。更生することを願いたいものだが、99回のうちに「やめよう」と思わないことを考えると、現実的に少し厳しいのかもしれない。