『サザエさん』のマスオさんは気を遣っている? 多くの人から同情が…
妻の実家で暮らす男性のことを、「マスオさん」と呼ぶ人も多い。妻家族との同居の代表とされているマスオさんだが、やはりなにかと気を遣っているのだろうか。
■7割もの人がマスオさんを心配している
しらべぇ編集部では全国20〜60代の『サザエさん』を観たことがある男女1,262名を対象に、「マスオさんの立場について」の調査を実施した。
「マスオさんは家族に気を遣っていると思う」と答えた人は、70.0%と高い割合になったのだ。
「波平さんとフネさんに、いつまでたっても敬語。家にいるのにそんな堅苦しい状況だと、心が休まらない気がする」(30代。女性)
■妻の実家に1日行っただけでも疲れるのに…
女性はすべての年代で7割を超えているのに対して、男性は20代から30代が少ない結果になっている。
とくに独身の男性は、義父や義母との関係がピンとこないようだ。
「カツオやワカメにも好かれているし、波平やフネも優しく接していると思う。僕は独身だから、裏に隠された気持ちとかまではわからない」(20代・男性)
一方で結婚している男性は、マスオさんの気持ちがよくわかるという人も。
「1日妻の実家に行くだけでも、ものすごく気を遣う。もちろん向こうはとても良くしてくれるけど、やっぱり自分の親とは違うし。
そんな相手と一緒に暮らしているマスオさんは、人知れず苦労しているんじゃないかな」(30代・男性)
■磯野家からフグ田家が独立するのは…
マスオさんたちが家からいなくなるのは、磯野家にとって寂しいことである。
「昔、『マスオさんが家を買って、フグ田一家が出ていく』って噂が磯野家に広まって、みんなで引き止めるって回があった。
いつもは『気を遣いながらも、仲良くやっているな』って感じで観ていたけれど、そのときだけはマスオさんが気の毒に思った。独立する自由もないんだなって」(40代・女性)
マスオさんは少し気を遣っているかもしれないが、磯野家とフグ田家が一緒に暮らしているからこそ『サザエさん』の物語は成り立つのだろう。