ハフポスト炎上記者「大坂なおみは古い日本人観への考えを語ってくれると思い質問した。海外も報道してる」
大坂なおみ選手の記者会見で、私が本当に聞きたかったこと
アイデンティティや日本人観について尋ねたことについて、さまざまな意見が寄せられました。質問の意図
なぜ、この質問をしたのか。そもそもどんなことを聞きたかったのか。その背景には、外国人と日本人との間に生まれた「ハーフ」と呼ばれている人たちをはじめとする、海外にルーツを持つ人たちの存在があります。
彼らは、日本で生まれ育ったり、日本国籍を持っていたりするのに、容姿や言葉を理由に外国人扱いされることも少なくありません。
中には、部屋を貸してもらえないなど日常生活で不便を被る人もいます。私も取材を通して、「自分は一体何者なのか」などと所属意識やアイデンティティをうまく形成できずに悩む人たちと出会ってきました。
もちろん、「ハーフ」の人全てがそのような経験をしているわけではありません。ただ、多様なルーツを持つ人たちが増え、社会が寛容になる一方で、根強い偏見が残っているのも現実です。日本人の母親とハイチ系アメリカ人の父親の間に生まれ、3歳の時にアメリカに移住した大坂選手は、3カ国の文化的バックグラウンドを持っています。
大坂選手をはじめ、昨今のスポーツ界では多様なルーツを持つ選手の活躍が目立っていますが、彼らに対して「日本人じゃない」と心無い言葉を浴びせる人たちもいます。
大坂選手の活動拠点であるアメリカでは、大坂選手の多様なルーツが注目されています。全米オープンの記者会見でも、文化的なバックグラウンドやアイデンティティについて質問されて答えています。
私も含めて、みんなで考えるよいチャンスになればと、今回の会見で質問しました。
https://www.huffingtonpost.jp/rio-hamada/naomi-osaka-press-conference_a_23529953/?ncid=tweetlnkjphpmg00000001