風呂の「お湯の量」を巡り父と娘が殴り合いの喧嘩で逮捕 「どっちもクズ」と呆れの声
兵庫県姫路市で、交番相談員の男(60)とその娘(28)が、それぞれに暴行を働いたとして逮捕されたことが判明。その犯行理由と経緯に呆れの声が上がっている。
■風呂の「湯量」を巡り殴り合い
事件が発生したのは23日午後8時半頃。風呂から出た娘が父親に「今日は湯量を増やしてやったぞ」と発言し口論に発展。キレた父親が平手で顔を数回殴ったという。
娘はこれに反撃し、父親の肩などを拳で数回殴り返す。結局、娘から「DVされている」と通報を受けた警察官が駆けつけ、両者を暴行の疑いで逮捕した。
取り調べに対し父親は「手を払ったかもしれないが酔っていてよく覚えていない」と犯行を否認。娘は容疑を認めている。9月の穏やかな気候に包まれた連休に、湯を巡って文字通り熱い親子喧嘩が繰り広げられた。
■父親は過去にも暴行事件
さらに人々を驚かせたのが、逮捕された父親の経歴。元警部補で、在職中の2017年にも電車が遅延したことに腹を立て、JR西日本の駅員に暴行を働き逮捕されていたのだ。
この事件では起訴猶予となり、今年定年退職。4月から交番相談員を務めていた。このように些細なことですぐキレる人間が警察官として国家権力を持っていたことについて、憤りの声が。
また、「再就職」させていた府警にも、怒る人が続出。「交番相談員としてふさわしくない人物なのではないか」という声が上がっている。
一部報道によると、府警は今後について「事実確認をして適切に対処する」と話しているという。失職もありうる状況と言える。