涙は悲しさの象徴とされることが多いが、それだけではない。喜怒哀楽のすべてに、涙が伴うものだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「涙について」の調査を実施。
「感動して泣くことはあまりない」と答えた人は、全体で26.7%だった。残りの約7割は、感情をきちんと表に出して生きているといえる。
■「人前で泣くな」と言われてきた男性は…
性年代別では、すべての年代で女性よりも男性のほうが多い割合になっている。
男性は、「人前で泣くな」と言われてきた人も多い。
「小さい頃に泣いていたら、『男がメソメソ泣くな』とよく親に言われた。それがずっと頭にあるのか、涙が出そうになっても我慢する癖ができた感じ。
泣かないためには感情を抑えるしかないから、自然と感動に鈍感になってしまったのかも…」(30代・男性)
■女性は涙もろい
一方で女性はすべての年代で、2割程度である。女性は感受性が高い人も多く、心を揺さぶられて涙する場面が多くあるのだろう。
「ドラマやドキュメンタリーを観て、泣くことなんてしょっちゅうある。あまりに泣くので夫には、『安っぽい涙だな』と言われるけど…」(30代・女性)
好きな芸能人を観て涙するのも、女性に多い傾向だ。
「関ジャニが好きで、ライブDVDを観ていつも泣いている。メンバーががんばる姿に、胸が熱くなってきて…。
ファン以外の人にはあまり理解されないけど、なんであれ感動する気持ちがあるのはいいことだと思う」(40代・女性)
■年を取ると涙腺が弱くなる
男性も40代を超えると、3割を切っている。年を取ると共に、涙腺が弱くなるとは言われるが…。
「私も若い頃はいい年したおじさんが、つまらないことに感動して泣いているのを心の中でバカにしていた。だけど自分が年を取ってみると、思った以上に涙腺が弱くなって驚いている。
公園で小さな子供が遊んでいる姿を見るだけで、泣きそうになるなんて思ってもなかったこと。動物系の動画も、かなりくるものがある」(40代・男性)
心が動かされるのは、人であるからこそ。周囲がどう思おうと、涙を流すのは悪いことではないはずだ。