「♪バーニラ、バニラ…」 繁華街でよく流れるあの歌を「口ずさんでしまった人」の傾向が判明
「バニラ」といえば、アイスクリームやスイーツの定番フレーバーだが、繁華街などである歌を聞いたことがある人は、ちょっと異なる印象を覚えるかもしれない。
街なかを走る広告用の電飾トラックから、「♪バーニラ、バニラ、バニラで求人…」というコマーシャルソングが、しつこいくらい繰り返し流されているのだ。
■風俗・水商売向けの求人サイト
この会社は、歌の中でも「高収入」をうたっているが、女性向けの風俗業や水商売などの仕事を探すサイト。広告は、トラックや歌にとどまらず、繁華街や駅前などで巨大な看板を目にすることもある。
非常に覚えやすい歌であるため、子供が覚えてしまって親を困らせたり、周囲がギョッとするケースもあるようだ。
子供達が「バーニラ♪バニラ♪コーシューニュー♪」と歌って母親達が手拍子してる集団とすれ違った
— サトモカ (@satomoka12) March 23, 2018
池袋の公園で5〜6歳の子供達が無邪気に
バーニラ!バニラ高収入!
って言いながら楽しそうに走り回ってて今年のベスト苦笑い事案が決まった— かき (@kaki296185) December 10, 2017
秋葉歩いてたら、向こうから親子が歩いてきた。
そのまますれ違ったら子供がずっと「バーニラバニラ、バーニラ」って口ずさんでて二度見してしまった。— 月 (@tuki_0321) June 9, 2018
■1割弱が「口ずさんだ経験あり」
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査したところ、「♪バーニラ」の歌を口ずさんでしまった経験者は、全体の8.7%。
東京(10.6%)や大阪(11.2%)の大都市では平均を上回ったほか、札幌すすきのの繁華街が有名な北海道(10.5%)、中洲が人気の福岡(12.8%)でも比較的高い割合となった。
■ターゲットより「お客さん層」が?
ところが、この8.7%を男女・年代別で見てみると、興味深いことがわかる。
おそらく風俗・水商売のお店がもっとも欲しいターゲットであろう20代女性は、11.3%が口ずさんだ経験あり。女性は年齢が上がるごとに一気に割合が下がっていき、「広告としてうまくいっている」と言ってよさそうだ。
ところが、じつは女性以上にこの歌が刺さってしまっているのは男性たち。中でも30代男性は16.3%、40代男性は12.2%がついつい歌ってしまっているようだ。働く女性よりも、むしろお店のお客さん層に愛されていると言えるかもしれない。