「22時退社9時出社」ならまだ御の字? 教師たちの過酷な勤務実態に悲鳴
10日、勤務終了から次の勤務開始までの間にとる間隔である「勤務間インターバル」について、総務省が最新の調査結果を発表。
その結果、教職員たちの過酷な勤務実態が明らかになり、ネット上でさまざまな反応があがっている。
■4分の1が「就業後、11時間未満の間隔」
「読売オンライン」によると、インターバルが「11時間未満」だった割合は、前回の11年調査より0.4ポイント増加で10.4%。一方、勤務間インターバルが「13時間以上16時間未満」の人は57.7%となっている。
職業別に見ていくと「教員」で「11時間未満」の割合は26.3%。平均と比べると、該当率がいかに高いかがわかる。
■「部活から外れるべき」などの声
この報道に対し、ネット上ではさまざまな声が見られることに。
・休みを増やせば良い。部活は専門のコーチに任せれば良い。土日ゆっくり休めたら、ある程度のインターバルの長さは許容できる
・「部活指導を教師から切りはなそう」 そうすれば、教師の過重労働の大半が解消されるはず
・こういう話は国全体で、もっと深刻に捉えるべき。働き方改革なんて名ばかり
・先進国では、とっくに「インターバル制度」を設けていますし、日本のような残業もありません
・通勤時間も考えたら。。。やめとこ。しんどなるわw
教師たちの過重労働は、すでに多くの人が気づいているようで、事態を深刻に捉えている人も少なくない。
■公務員の4分の1「自分は働きすぎ」
しらべぇ編集部では以前、全国の20~60代の有職者男女686名を対象に「働き方」について調査を実施。
その結果、公務員の4人に1人以上が「自分は働きすぎだ」と感じてることが判明した。「安定」のイメージが強い公務員だが、それと引き換えに長時間労働を強いられることも多いようだ。
通勤時間を考えると、11時間未満の「勤務間インターバル」では、趣味や将来への自己投資など、プライベートの時間を確保することは難しいだろう。持続可能な人材を育成するという意味でも、国家レベルでの改革が迫られている。