『とくダネ』日大・司会者に電話取材 嘲笑するスタジオに「不謹慎」と批判殺到
しらべぇでも既報だが、23日に行われた日本大学アメリカンフットボールの内田前監督と井上奨コーチの記者会見において、報道陣からの質問を遮った、司会者の男性が話題に。
その渦中の人物が、『とくダネ!』(フジテレビ系)の電話取材に応じた。
■米倉氏「一応、本人ですけども」
31日の放送では、内田前監督と井上奨前コーチの会見で司会を務めた、米倉久邦氏の現状について、同大学企画広報部に電話取材を行った。
「米倉氏は大学に出社しているのか?」と問うと、電話口から「一応、本人ですけども」との返答があり、米倉氏本人が電話取材に応じていたことが発覚。米倉氏は同番組の取材に対し…
「あまり目立たないように静かに出社しております。何か入院したっていう情報が流れたみたいですけれど、そういう事実はございません。仕事は殺到していますので、お手伝いするというぐらいですかね」
と回答していたという。米倉氏本人の登場に、スタジオは爆笑に包まれていた。
■「爆笑したスタジオ」に批判の声
米倉氏本人が取材に応じるという驚きの展開に、インターネット上もざわざわ。
23日の会見で「ブチギレ」した態度は、司会者として不適切だったとしつつも、真摯に電話取材に応じた米倉氏を嘲笑するかのようなスタジオの空気に、視聴者からは疑問の声があがっている。
・あの会見の時の、この人の態度は確かにいただけない。ただ、通常通り仕事に出て来ている事に対して、タレントやらコメンテーターに笑われる筋合いはないと思う
・米倉氏は一応、一般人であり、取材の申し込みの電話を申し込んでるわけで、それで本人出たら爆笑とは不謹慎ではないのかな?
・失礼な取材だと思います。今の日大相手なら何をしてもいいと勘違いしているんじゃないですか?
・ごまかしたり逃げたりせず「本人です」と正直に言ったのは、この状況の中、正々堂々とした素晴らしい行為だと思う。それを、なぜ笑う???
ありもしない「入院説」まで囁かれている状況であっても、「本人です」と名乗り出た姿勢を評する声も。
■「大ウソ」が暴かれた後で「憎めない」の声も
また、関東学生連盟が内田前監督と井上前コーチらの供述は「虚偽」であると判断し、除名処分が下されたことを受けて、今となっては米倉氏への見方が変わってきている、という人もいるようだ。
・この人が笑いで済む面があるのは、嘘ついてないから。ある意味正直過ぎて要領悪いとこがあるから。他でなにやってるかは知らないけど、会見に関してはそう
・入院説が出た中、淡々と現場で電話に出てるって面白い人だな。良識的にはアレだけど
・この方は後から謝罪してるし、雲隠れもしていないのでそこまで憎めない。ぜひ理事長の会見で司会をして頂いて汚名返上して下さい
・あの逆ギレは稚拙で情けなかったけど、ある意味この広報の方が監督やコーチよりよっぽど堂々と話してるとは思う
内田前監督らの「虚偽」と比べたら、米倉氏は「堂々としている」とする声が多数。また、今この状況において「彼は吊るし上げる対象ではない」とする声もあげられている。
関東学生連盟による、内田前監督と井上前コーチらに対する処分の決定によって、事態が大きく進展した「悪質タックル問題」。
これだけ世間を騒がせた大問題に発展しているにも関わらず、まだ大学のトップが顔を出さないことに、「納得がいかない」という声も依然として相次いでいる。