失礼かそれともエコか? 人からもらったものを他人にあげる行為
プレゼントが好みでなかったり、もらった食べ物が苦手だったりすることがある。捨てるのはもったいないため、どうするか悩むシチュエーションだ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,361名に「贈り物について」の調査を実施。
「人からもらったものを他の人にあげたことがある」と答えた人は、全体で46.0%。数多くの人が、プレゼントをリサイクルしているのだ。
■捨てるよりはまし
性年代別で見ると、すべての年代で女性のほうが多くなっている。
自分の好みに合わない場合、女性にはさらに他の人に譲る考えがあるようだ。
「甘いものが苦手なので、お菓子とかもらうと困る。捨てるよりは誰かが食べたほうがいいので、そこまで悪いこととは思わない」(30代・女性)
■既婚者は贈り物が多い
結婚をしている人は、半数を超える高い割合である。
既婚者は、なにかと贈り物をもらうのだ。
「お中元やお歳暮などでお酒をもらっても、うちは誰も飲まない。仕方がないので、親戚とかに配るようにしている。贈るほうも、少しリサーチして欲しい…」(40代・女性)
「実家が農家をしているご近所さんに、たまに野菜をもらう。ものすごい量のときには食べきれないので、友達に連絡しておすそ分けしている」(30代・女性)
■他人にあげる行為は失礼なのか
捨てずに再利用するのだから、地球に優しい行為といえる。しかし、贈った当人に対しては、失礼なことなのも確かだ。
「手作りのお菓子を会社で配ったら、目の前で他の人にあげている人がいてショックだった。私もいらないものはあげるので仕方がないとは思うけど、せめて見えないところでやってほしい」(30代・女性)
しかし食べ物に関しては、こんな言い分も。
「神経質な性格なので、他人からもらった食べ物に抵抗感がある。中でも手作りのものは、そこそこ仲のいい人からでもあまり食べたくない。
以前は気を遣ってこっそりと他の人にあげるなどしていたけど、今は日頃から『こんな面倒なところがあります』と宣言しておくようにしている」(30代・男性)
もし誰かにあげるのならば、本人に気づかれないようにするくらいの配慮はしておいたほうがいいだろう。