陣痛開始の妊婦が駆け込んだ病院に医師不在 トイレで自力出産した赤ちゃんが死亡
出産を控えていたある女性が、陣痛が始まったため病院に向かった。しかし、期待していた医師のサポートは一切受けることができず、赤ちゃんは死亡。あまりにも悲惨な経緯とその後について、『The Times of India』などが伝えている。
■病院に急いだ女性
12月23日のこと、インドで暮らすある女性が産気づいた。陣痛もどんどん強くなったことから病院に向かい、午前3時30分に到着。ようやく医師のサポートを受けることができると安堵した女性に対し、病院職員は「分娩に対応できる医師がひとりもいません」と伝えた。
ショックを受けた女性はとりあえず用意されたベッドに横たわったというが、痛みはきつくなるばかり。苦しくてたまらなくなった女性は、院内のトイレに駆け込んだ。
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■トイレで出産
激しい陣痛に必死に耐えていた女性は、トイレにこもったまま赤ちゃんを自力で出産。体重約2,000グラムの子を産み落とした。
「女性が出産した」と聞いた病院職員は、慌ててトイレへ。女性と赤ちゃんを救いたい。その一心でふたりを急いで処置室に運んだというが、赤ちゃんの状態は極めて悪かった。